15 posts categorized "藪原検校"

December 25, 2005

藪原検校、終了!

 昨日、藪原検校は長崎で千穐楽の公演を終えた。きつい日程だったけど、体調を崩すこともなく全ての公演を無事に終えることができて、ほっとしたなぁ。だいぶお酒も飲んだけど、声を壊すこともなかった。今は長崎空港でダイアリーしてる。一時間後の飛行機で久しぶりの我が家か・・・今年もあと一週間なんだなぁ。藪原のこといろいろ書こうと思ってパソコン開いたけど、今はなんか脱力感と言うか、達成感と言うか、なんか頭が回らない。今日はおしまい、東京帰るぞ~・・・飛行機乗る前に、ちょこっとビール飲んじゃおうっかな。

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December 18, 2005

あと七回

 今日は今回の旅最後の移動日だった。島原から佐賀へ移動。九日間の博多公演を終えて、諫早、島原で公演して佐賀に来た。今日は、寒い~、雪降ってる。明日は3日間の佐賀公演の一日目だけど今年一番の寒波が来ていて、どうやら平野部でも積もるほどの雪が降るそうな・・・佐賀には何度も来てるけど、佐賀で雪見たのは初めてだなぁ・・・ほんっとに寒い!

 藪原の九州の旅もあと一週間か。佐賀と長崎で終わり。もう一日二回公演はないから、あと七回やったらおしまい。クリスマスイブは打ち上げだぁ~、飲むぞ~、って今までも飲んでるけど。でも、体調崩すことなくここまで来たな、わりと早く感じる。今日はたっぷり休養とったから、明日からの七公演、気合入れてやるぞ!でも、力まず、気負わず、遊び心を忘れずにね。

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December 11, 2005

飲み会

 「藪原検校」の九州巡演の旅は残すところ後二週間。この長い旅も先が見えてきたな。ここ数日は福岡県の博多で公演。九日間公演が続いて、一日二回公演も二日ある。芝居のこと考えたらお酒も控えて大人しくしてるべきなんだろうけど、ここは大都会博多だよ!素敵な街だし、クリスマスに向かって街は人であふれて活気があるし、ホテルで大人しくしてられない~・・・というわけで、芝居終わってから役者、スタッフさんと飲みに行きました~。たまにぱーっとみんなで飲まないとね、発散しないと。藪原は確かにきつい。身体が疲れすぎて逆になかなか寝付けないときもある。そういうときはやっぱりお酒飲んじゃうんだよなぁ。でも、ホテルの部屋で一人で飲んでると、量ばっかり増えてしまって、次の日えらいことになる。みんなで飲むと、楽しい会話もあるし、笑ったりするからいい酔い方するんだよね。で、ぐっすり眠れる。ただし~、あんまり騒ぎすぎると朝起きた時喉つらいけどね、そりゃ、気をつけないと。旅出ると、何度かカラオケに行くんだけど、今回は一度も行ってない。藪原やっているうちはカラオケは封印だな、それこそ芝居にひびく。

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December 02, 2005

旅中の出会い

 小倉、宮崎、都城、鹿児島、人吉での公演を終えて、今日は移動日で佐世保に到着。ここまで体調を崩すことなく旅を続けている。鹿児島では、大学時代の友達と久しぶりに会って二日間とても楽しい時間を過ごせた。桐朋学園短期大学部演劇専攻科の18期。二年間共に演劇を学んだ仲間。sakurajima 一日目の昼に食事をしたとき桜島をバックに友達に撮ってもらった。いい天気だったなぁ、桜島こんなに近くで見たの何年ぶりだろう・・・奇麗だった。旅中に昔の仲間に会えるのは嬉しいよ、なんか学生時代に戻った気分。お互い変わんないなぁ、とか、最近どうよ?、あいつはどうしてる?なんて話で盛り上がる。次の日の夜の部を観に来てくれて、その後、夜中まで飲んだ。芝居もすごく喜んでくれてたから、こっちも嬉しくなってずいぶん飲んだなぁ、あっと言う間に時間がたって、ほんとに楽しい飲み会だった。めったに会えないけど、鹿児島来たらまた一緒に飲もう。

 そして今日は、移動日。人吉から貸切バスで四時間かけて佐世保に到着。ホテルで休んでたら、前進座の後輩から電話が来て、「今夜7時から佐世保で公演なんです、観に来ませんか?」と。え、え?今日みんな佐世保なの?知らなかった。芝居は「オバケちゃん」という親子で楽しめるミュージカル。彼らも九州まわってることは知ってたんだけど・・・今日佐世保か、これは行かねば!さっそく劇場へ。taisou おー、おー、やってるやってる、キンキン体操。筋肉が痛くなるからキンキン体操ってよんでる。けっこうきついんだよね、この体操。座のミュージカル芝居では開演前にみんなで、この体操するのが決まり事。僕もよくやった。taisouni なにしろ歌もダンスも一杯ある芝居だから、しっかり身体ほぐさないとね。で、旅中にみんなと会えるなんてめったにないので記念撮影。真ん中に立てって言うから立ったけど、なんか照れくさいな・・・この写真。obakehan

 芝居は良かった!前観た時よりずっと良くなってて嬉しかったなぁ。笑えるところもジーンとくるところも、しっかり観客に伝わってる感じ。僕も自然に涙出てきた、最近涙もろくて困るよ、みんなが一生懸命歌って踊ってるの観てるだけで涙でる・・・歳かねぇ。

 鹿児島では、昔の仲間に会って心から楽しいお酒を飲んで、佐世保では前進座の仲間の芝居を観てパワーを貰った。さ~て、おれも明日から、芝居がんばろう。

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November 22, 2005

二回公演

 今日は北九州の小倉で夜公演だった。昼間は気が付かなかったけど、芝居終わって劇場を出たら、街はクリスマス一色。takaiki 奇麗だなぁ~とおもって何枚か撮ってみた。namikiこれから行く先々でもこういう光景をたくさんみるだろうな。千穐楽までずっとクリスマス気分?だなぁ・・・・
 風が冷たかったけど、芝居終わった直後はその冷たさがかえって心地いい。イルミネーションを眺めながらぶらぶらホテルまsantaで歩いてたら、ラーメンの屋台を発見!この屋台はもしや照明さんが言っていた、とっても美味しいラーメンの屋台では・・・というわけで、食べてきました。うまかった!こってり豚骨、麺は細めん、実に九州らしいラーメン。満足だぁ~、明日も行こうかな。

 さてと、この小倉ではこの旅初めての一日二回公演がある。稽古中も二回通したことはなかったから、ほんの少し喉が心配。毎朝起きたときに、小さい声で「あー、あー」と言ってみる。そうするとその日の喉の調子がわかる。今日はまだ大丈夫だなと思ったり、あれ?昨日よりちょっと辛いなと思ったり・・・

 二回公演だからって、手を抜くことができるほど器用な役者じゃない。一回一回、自分なりに精一杯舞台を勤める。それだけ。

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November 14, 2005

移動日

 下関での3日間の公演を終えたあと、九州の飯塚で二日間やって、その後、直方と田川で公演してこの旅最初の一週間が終わった。昨日、直方から田川への移動は筑豊鉄道を利用。一車両だけの電車、めったに乗ることがないので写真とってみた。dennsya の~んびりした風景の中を、がたんごとん、がたんごとん、と電車ものんびりスピードで進んでいった。旅の醍醐味だよね。senro なんか気持ちよくてうつらうつらしてたら、隣のおじいさんが「どっから来たの?」って。「東京です。お芝居しに来ました」って言ったら、「へぇー!!」だって・・・・・・そんなにびっくりしなくても。

 昨日の夜はホテルで夕食。最近の旅は宿で夕食というのは滅多になくて、ほとんどが外食。たまには公演班みんなでご飯食べたいよね。まずはビールをしっかり?飲んで、 食事しながらワインを5本空けて、約二時enkai間の食事は終わり。旅に出てからお客様との交流会が多かったので、こうやって役者だけでわいわい飲むのはこの旅初めてだった。もうすっかりみんな同じ劇団の仲間みたいな感じ。昨日はあんまり、というかほとんど芝居の話は出なくて、稽古中の笑い話や、自分とこの劇団の話やらで、盛り上がった。僕もかなり酔って、前進座のことなにか言ったような・・・・忘れちゃった。ま、いっか。

 そして今日は移動日。貸切バスで熊本へ来た。芝居のない移動日は貴重な休息日。みんないろんな過ごしかたしてリフレッシュしてるだろうな。ちなみに僕は、コインランドリーでお洗濯してから、銭湯に行った。ひろ~いお風呂でゆっくりお湯に浸かって来た。いやぁ、気持ちよかったぁ~、ビールが美味いこと!って、昨日もだいぶ飲んだんだけど、昨日のビールは昨日のビールだ、うん。

 旅の最初の一週間というのは、一番きついんだよね。ホテル暮らしが始まって、環境の違う会館で芝居して。でも、今日休んだからみんな元気になって明日からまた芝居だ。そして旅のペースに身体が慣れてきて、だんだん楽になる・・・・・・・といいんだけど。後半にいけばいくほどきつい日程なんだよなぁ・・・でも、大丈夫!疲れなんか絶対見せない。

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November 07, 2005

九州巡演スタート

 藪原検校は、神奈川県下の公演を全て終了して、一週間しっかり休んで、昨日山口県は下関に来た。下関市民劇場は九州演劇鑑賞会連盟に加入しているので、今夜の下関公演が九州巡演の初日ということになる。しっかし、久しぶりの長い旅だなぁ、51日間かぁ。この先、九州全県を巡演して、最終地長崎での千穐楽はクリスマスイブなんだよねぇ~、イブの夜に打ち上げか!そうとう飲んじゃいそうだなぁ・・・って、もう打ち上げのこと考えてるよ、早すぎる~

 神奈川県の公演中、ある鑑賞会でセリフが聞き取れないという意見が出たようだ。うーん・・・やっぱりそういう意見が出てしまうかぁ。セリフが聞き取れないなんて、観客にしてみれば苦痛だよね。今のセリフなんて言ったんだろ?ってことが続いたら、とうてい芝居にのめりこんでいけないし、しまいには眠くなってしまうよな。僕だってそうだもん。芝居観にいって、何言ってるかわかんないな・・・と思って、一生懸命集中して観ようとしたんだけど、いつのまにか寝てた。セリフが分からなかったら、ストーリーだって分からないもんね。

 お客様には申し訳ないと思う。僕ら役者は、稽古で積み重ねてきたものを、どんな条件の会場であろうと、より良いものにしたいと言う思いで舞台に立っている。でも、客席数千人を越える会場と、五百人の会場では、芝居の伝わり方が全然違って・・・・・ただの言い訳だなこりゃ。どんなに広くて、どんなに声の反響がありすぎる会場でも、しっかり伝わる芝居しなきゃね。お客さん、お金払ってるんだから。

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October 25, 2005

風邪予防

 藪原検校の神奈川県下での公演は、後四日で終わる。来月からは九州巡演だ。この公演中、かるい風邪にかかってしまった。ダメだなぁ~気をつけてたのにな・・・風邪ひきましたなんて、なんの言い訳にもならないからな、もう絶対風邪ひかない!

 でも、汗がすごいんだよね、あれで風邪ひいちゃうのかも。一幕終わったら、汗で濡れた肌着は必ず替えてる。水もたくさん飲む。水の量が多すぎて汗かくのかなと思って、半分に減らしてみたんだけど、あんまり変わらない。やっぱり早物語だよなぁ、あれは何度やっても汗かいてしまう。その後もずっと出ずっぱりで、布団を頭からかぶって隠れてたり、二幕の終わりのほうでは黒い布かぶってずっと座ってたりする。そういう時に、どわーっと汗が出てくるんだよね。それと、この坊主頭。ライトの熱を直に浴びるもんだから、頭が一番汗かいてる。その汗が髪の毛と言う遮るものがないから、全部顔に流れてくるんだよねぇ・・・前のほうのお客さん、すごい汗だなぁ~って思ってるだろうな。

 今は自宅からの通い公演だからいいけど、九州の旅始まったらホテル暮らし。ほんっとに気をつけよう。風邪ひいてたら長い旅を乗り切れないよ。人によってはバスタブにお湯をはったままで寝たり、加湿器を部屋で使ったりするけど、なぜだか充分気をつけてる人が風邪ひいて、そんなこと全然気にしないで、芝居終わってからも飲み歩いている人なんかが、いつも元気でいたりするんだよねぇ・・・あれって不思議。

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October 12, 2005

藪原巡演中

 ずいぶん久しぶりの日記になってしまった。藪原検校は亀有での初日を終えて、今は神奈川県下を巡演している。残念なことがおきた。初日近くなってお市役の三田和代さんが急病のため降板。一ヶ月以上一緒に稽古してきたのに、初日を目の前にしてメンバーの一人が居なくなってしまうのは淋しい・・・三田さんは今回が藪原初参加だった。歌や、踊りを早く覚えようと、休憩中も一人で稽古なさってた。僕は三田さんほどのキャリアと実績のある女優さんの、芝居への真摯な姿を見て感動してしまった。三田さん、今回は一緒に舞台に立てなかったけど、いつか機会があったら、またご一緒させてくだいね。早くお元気になってください。

 急遽、お市を演じることになった高橋礼恵さん。僅かな稽古しかできなかったけど、ほんとに頑張ってる!僕も、急な代役を経験したことがあるけど、そういう時こそやってやるって気持ちになるんだよなぁ。とにかく、いまのメンバーで神奈川、九州と12月末までの長い旅を何事もなく終えたいな。自分もほんとに体調気をつけなければ、風邪なんて絶対だめだ。

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September 25, 2005

断髪式

 と言っても、わたくし役者を引退するわけではありません・・・なんのこっちゃ。だいたい役者に引退ってないし。
 ばっさり坊主にしました!今は長さ1ミリしかない、あんなに長かったのに~とほほほ・・・ってお仕事なんだから当然でしょ、そういう役なんだから、ねぇ。
 僕は坊主にするといつも、バンダナするんですよ。なぜかと言うと、電車で変な酔っ払いにからまれたことがあるんですよ。たくっ、なに考えてんだろ、坊主頭が悪いのか!!
 てなわけで、からまれるのもめんどくさいので、バンダナしてます。バンダナ、いっぱい持ってますよ~ちょっと並べてみました。bandana カラフルだなぁ~、えっと、1、2、3・・・・9枚か。洗濯してないの入れると12枚、ずいぶん買ったなぁ・・・全然使ってないのもあるなぁ、そうだ、毎日替えて全部使おう・・・・それがいい・・・・・・・・・・お、そうだ、ちょっと一枚してみましょう。bandanaboku こんな感じ・・・・・・・・・だからなんだって感じですよね。

 バンダナの話はもうおしまい。一昨日、今回初めての通し稽古した。通してみてあらためて、大変な役だなぁ~と思う。三時間の芝居を出ずっぱり。歌も踊りもある。体力勝負なんだよなぁ、だから、ある程度力の入れようをコントロールしないと、とても持たないし、声もつぶしちゃう。最初の関門は一幕の早物語の場。杉の市がお座敷で早物語を語る場面なんだけど、それがとても長い。長いからこそ、言葉だけでなく身振り手振りもいれて、内容をしっかり観客につたえなきゃいけない。でも、ここで体力をあまり使ってしまうと、後にひびく。楽にやって、観客が楽しんでくれるものにしないとな。今は、早物語やるたびに汗びっしょり。まぁ、稽古場が暑いってゆうのもあるんだけど、もう少し汗かかないでやりたいな。こないだなんて、二回も続けて早物語稽古した。ありゃ、きつかった。

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September 18, 2005

稽古の合間に

 稽古は一場づつ二回繰り返す丁寧な稽古をしている。一度場を通して、ダメだしを貰って、もう一度その場を通す。まだ、通し稽古には早いし、もう少しこういう稽古のやりかたがいいな、という感じ。
 稽古場で共演者のみなさんと写真を撮った。kyuukei 僕の右側、くわえたばこの渋いお兄さんは、鈴木慎平さん。芝居の中では、杉の市の最初の師匠琴の市、刀研ぎ師善兵衛、江戸座頭伊豆の市、初代藪原検校など。慎平さんは踊りや所作の指導もしてくださる。実は慎平さん、前は劇団前進座の役者だったけど、僕が役者になるずっと前に前進座を退座されて、今は地人会の他にもいろんな舞台で活躍されている。地人会になくてはならない人で、木村先生からもとても信頼されている。
 左側は仲恭司さん。仲さんとは「雁の寺」でもご一緒させていただいている。役は、佐久間検校の結解、定廻同心浅野、将軍補佐役松平定信など。定廻同心・浅野はパントマイムで演じるところがあって、その時の仲さんがとても面白くて、僕の役は眼をつむってなきゃいけないんだけど、つい薄目を開けてみてしまう。

 この方は松本きょうじさん。kyojisan 役は、杉の市の父親、魚売りの七兵衛、塙保己市、首斬役人など。杉の市は悪事によって得た金の力で検校になる。塙保己市は学問を極めて検校になる。まったく正反対の二人が最初の出会いでは喧嘩別れみたいなことになるんだけど、のちに検校になった二人は再会する。その場面、実は僕が一番好きな場面で、盲人がどんなに頑張って地位を得ても、晴眼者には認めてもらえない。所詮は無駄な悪あがきかもねぇ~と言って、幼なじみのように微笑みあう。きょうじさんとしっかり心通わせて、いい場面にしたいなぁ~。塙保己市のせりふで、藪原検校は私の同志ですってのがあるんだけど、役者たちも一つの芝居を創りあげる同志だよなぁ。

 役者じゃないけど、この方も同志。mizumura ギター奏者の水村直也さん。この芝居のなかではギターの音が大活躍。時に明るく、時に陰々滅々、そうかと思うと、とてもやさしいメロディーも奏でる。そしてまるで太棹の三味線のような音色にもなる。水村さんのギター聴いてると、僕もギター始めようかな!なんて思っちゃうよ。無理だけど笑

 話は変わって、今回の「藪原検校」の公演は、10月5日の亀有リリオホールでの公演以外は、全て演劇鑑賞会主催の公演。演劇鑑賞会というのは全国各地にあって、今回は神奈川県下と九州全県で公演される。名称は演劇鑑賞会、市民劇場、演劇を観る会、演劇みたい会、など様々だけど、僕らは総称して演劇鑑賞会と呼んでいる。で、年に多いところで8本ぐらいかな、いろんな劇団のいろんな芝居を主催する。会員制の団体なので、入会しなければ芝居を観ることはできない。このダイアリーを読んでくださっている皆様。これを機会に、お近くの演劇鑑賞会に入会されたら如何ですか!地元で、いろんな芝居が観られますよ!人間って楽しみがあるから仕事も頑張れますよね。みなさんの楽しみの一つにお芝居を観ることを入れてもらえたら、とっても嬉しいです。

yabuhara_a 『藪原検校』公演案内

 

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September 12, 2005

白眼の見得

 藪原の稽古は今日で十三日目、もう立ち稽古に入っている。tuna この写真は杉の市が藪原検校になる直前に、悪事が発覚して捕らえられ、処刑するために縛りあげられる場面。前にも書いたけど、この綱は芝居のなかでいろんな場面を作り出してきた。その綱たちが、逃げまどう杉の市にいっせいに襲いかかってくる。綱たちにがんじがらめにされた杉の市は、逃げようと必死にあがくが逃げられない。見事な演出と振り付け。あきらめきれない杉の市は、片手を高々と上げて見得をきる。歌舞伎の見得だったら、目の力も使えるけど、僕の役は盲人だから目は開けられない、白目を見開いての見得が要求される。目がとても疲れるんだけど、精一杯白目を見開いてインパクトのある見得にしたいなぁ。お客さんの目に焼きつくような。そして、杉の市の悔しさや、憎しみ、哀しみなんかも、その見得に込めることができたらいいなぁ・・・難しいけど。
 これには写ってないけど、綱を動かすのはスタッフの皆さん。けして簡単な動きじゃないのに、みんなでいき合わせて動かしてくれる。僕もやりやすかった、ありがたいことだよ。

 あっ!!・・横須賀演劇鑑賞会のみなさま!この前の講演会のとき、役作りのために明日坊主頭にします・・・なんて言ってしまいましたが、まだ坊主にしてません・・・・・・嘘、ついちゃいました~・・・・ごめんなさい。でも、でも、でも、毎日懸命に稽古しています・・・そ、それに坊主頭にすれば杉の市になりきれるってわけでもないし、そんなんだったら苦労しないし・・・・・それに、今坊主にしても初日までに伸びちゃうし・・・・・まだちょっと長い髪の毛に未練が・・・・

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September 05, 2005

稽古6日目

 藪原検校の稽古は、夕方までは歌と踊り、夜からは読み合わせ稽古をしている。この写真ちょっとぼけちゃったなぁ・・・yomiawaseこれ、僕の台本。筆記用具と水は必要不可欠。この稽古場暑いから、うちわとタオルも用意した。芝居の再演の場合、怖いのは初めて演じた時の新鮮さが薄れること。驚きも悲しみも喜びも、新鮮に感じなきゃとは思ってはいるんだけど、今はちょっとセリフ回しに頼っちゃってる気がする。これが怖いんだなぁ~。過去二回、杉の市をやらせてもらってるから、その時の演じ方、と言うか、セリフの言い方が頭にも耳にも残ってて、ほんとに感じてないのに、セリフの言い方で表現してしまいそうになる。やばい、やばい。

 初めてこの芝居に出たとき、覚えなければならないことが山ほどあって、ほんとに苦労した。しかも、周りの俳優さんたちはこの芝居に何度も参加している人たちばっかりだったから、早くみんなに追いつかなきゃと、膨大なセリフも、歌も踊りも、必死になって覚えたなぁ。
 あの時の気持ち思い起こそう。そう、今回初めて藪原検校に参加される俳優さんがお二人いらっしゃるんだけど、歌も踊りも一生懸命覚えようとしている。休憩時間になって、みーんな休んでるのに、休まないで踊りを復習してる。ああゆう姿に感動しちゃうよ。

 keikobanai 稽古場に本番で使う舞台大道具が設置されている。我が劇団前進座では絶対ありえなくて、初日直前の舞台稽古の時に初めて本番どおりの大道具で稽古するのが普通。本物の大道具でずっと稽古できるっていいよなぁ、これが理想だよ。それにこの道具、見えにくいかもしれないけど、赤い綱が縦横に張り巡らされてて、それを様々な形に動かすことによって、いろんな場面を作り出す。で、芝居のなかで、またいだり、つかんだりするから、この綱に馴れるには、舞台稽古だけでは無理だよね。

 今日、また木村先生に、「もっと日焼けして黒くなれよ」って言われた・・・・
だ・か・らぁ~・・・いま日焼けしても初日一ヶ月後なんだから、それまでに白くもどっちゃうんすよ、そう言ったじゃないすか。初日近くなったらちゃんと焼いてきますって。も~う、体だってちょっとひりひりするし、黒くなれって簡単におっしゃいますけど、日焼けって結構大変なんすよ、木村センセ・・・・・・・・・・・・・・・・すみません。これ読まないでくださいね

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August 31, 2005

藪原検校稽古初日

 藪原検校の稽古が始まった。五年前に、初めて地人会の公演に出演させていただいたのが、この藪原検校だった。役は、盲目の少年杉の市。
 この作品、井上ひさし先生の代表作の一つで、三十年以上前から何度も上演されてきた。僕の役、杉の市は僕で四代目。

 「藪原検校」は、東北の田舎町で生まれた杉の市という盲目の少年が、数々の悪事によって大金をつかみ、金の力で検校という最高位を手にするが、おしまいには悪事の露見によって処刑されてしまうという物語。歌あり踊りありの芝居で、十人の出演俳優がそれこそ休むまもなく芝居を進行していく。初めて杉の市をやったときは、僕はこの作品と杉の市という役にノックアウトされた。初日から三日目ぐらいはまだ元気だったけど、そのうち公演が終わる度にどんどん疲労が溜まってきて、声もかすれてきた。公演の半分を過ぎた頃、朝起きたら声が全く出なくなってて、あわてて病院に行った。あの時は泣きたい気分だったなぁ・・・こんな状態になってしまって、今夜の公演どうすんだよって。でも、病院で貰った薬飲んでなんとか千穐楽までやりとげた。

 今回で杉の市は三回目。二年前の再演のときは、体はやっぱりしんどかったけど、声を壊すことはなかった。少しは余裕が持てたのかなと思う。これから一ヶ月以上稽古が続く。声にも体力にも余裕を持ったまま、杉の市という役を深めていきたい。

 この写真、今日稽古場入り口で撮ってみた。keikoba 少し日焼けしてるんだけど、海やプールで焼いたんじゃなくて、僕が通ってるスポーツジムの日焼けマシーンで焼いた。別に日焼けなんかしたくないんだけど、演出の木村光一先生に、「君は肌が白いから、悪の雰囲気がない。真っ黒に日焼けしてきて欲しい」と稽古に入るずっと前から言われてた。
 今日、稽古場で木村先生に久しぶりに会ったんだけど、「おはようございます」って言ったら、「おう、おはよう」って言って、いきなり僕のTシャツをまくって、「どれどれ黒くなってきたか・・・うーん、もっと黒くなってくれよな」だって。

 僕は木村光一という演出家を心から尊敬しているので、木村先生に要求されたことには100%応えたい。役作りのために日焼けが必要なら、せっせと焼こうと。でも、このことについてはちょっと納得いってなくて、黒くなったら、もっと悪人に見えるのか?と思ってしまう。外面がどうだろうと、内面が悪人なら、悪人に見えるんじゃないかと。「その内面が足りないから黒くなれと言ってるんだ」と木村先生は言うかもしれないけど、稽古はこれからじゃん。稽古する前から、黒くなれか・・・
 やば!、この日記木村先生読むかな・・・まさか、読まないよなぁ・・・・・・まっ、読まれてもいっかー、えへへって、笑ってごまかそ。

 今日、初日の稽古は歌と踊り中心の稽古だった。芝居の稽古は三、四日先からにしてまず歌、踊りをかためようというわけ。久しぶりに幕開きの曲を歌って踊ったけど、やっぱりハードな曲だなぁと思った。焼肉でも食べに行って、スタミナつけるか。

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August 30, 2005

藪原検校

 7月、8月と二ヶ月間、劇団の芝居以外の仕事してたけど、明日からは地人会公演「藪原検校」の稽古が始まる。はぁ~、やっと役者に戻れるよ~
 と、言うわけで、今台本読んでるので、とっても短いけど今日の日記はこれでおしまい。

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