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April 2008

April 25, 2008

臨場感

 芝居は最初の掴みが大事だよな。「怒る富士」の場合はとくにそうなんだ。この芝居の幕開きは、村を捨て駆け落ちをしようという若い二人、佐太郎とつるが富士の裾野で落ち合う場面から始まる。その刹那、富士山は大噴火を起こすんだ。噴火による大地震、降り注ぐ火山灰。村人達は必死に逃げまどう。

もちろん、舞台が実際に揺れるわけはない。役者の演技と動き、照明と音響、音楽が一体となって、この噴火の場面を表現するんだ。

この臨場感をどれだけリアルに観客に伝えられるかが、この芝居の要だと思うよ。だって、この大事件から物語りは始まるんだから。一瞬たりとも気を抜けないね。油断してたら怪我もするしね。おれ、最初の揺れでごろごろ転がってるんだ。リアルに転びたい。でも怪我はしたくないから、身体暖めてから稽古に出てる。うそっぽくなったら、お客さんの気持ち掴めないもんね。

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April 21, 2008

楽しくなくても

 「怒る富士」の稽古は立ち稽古に入っている。やっぱりこの芝居はいい作品だと言うことを再認識してる。 富士山が大噴火して、農民達は生きるすべを失った。幕府の中枢にいる人たちは、醜い権力争いにあけくれ、誰一人救いの手を差し伸べなかった。しかし、伊奈半佐衛門だけは自分の保身や利益には目もくれず、民や農民を救うために自分の命をかけて奔走した。

 この芝居、ミュージカルのように楽しいものではなく、歌舞伎のような華やかなものでもない。そして喜劇のように抱腹絶倒なものでもない。正直言って、観客が笑う場面はないと言ってもいい。

 でも、いい芝居だ。そして、前進座らしい、いい仕事だとおれは思う。

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April 10, 2008

かつら合わせ

 5月公演「怒る富士」の佐太郎のかつら合わせをしたのだ。

まづは、はぶたいをつけて・・・

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次に、おれが過去にやった役のかつらを、いろいろ乗せてみる。

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かつらって、かぶるとか、つけるとかじゃなくて、のせるって言うんだ。それと、かつらじゃなくて、あたまって言ってる。たとえば、「衣裳着て、あたまのせてから、舞台にいきま~す」って感じ。それが正しいかどうかっていうより、うちの劇団ではそう言ってる。余談ながら。

新規のあたまを作るときは、もとから丁寧に合わせて行く。Katuraawase6

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かつら合わせは終了。いよいよ「怒る富士」は14日から稽古入り。名古屋から帰って、すぐに営業に回っていた。やっと3日間休みhappy01

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April 02, 2008

次は怒る富士

 名古屋公演が終わって、次は5月の「怒る富士」だ。今回はたっぷり稽古期間があるので、いい芝居になるはずだ。国立劇場大劇場で初めてこの芝居を上演する。いい稽古積んで初日を迎えたい。

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