October 2007
October 27, 2007
October 17, 2007
October 14, 2007
光明が辻
俊寛の稽古5日目。今日は、光明を得た思いだった。ようやく成経に近づけたかも。
気持ちが途切れなくなってきたと言われた。前進座の歌舞伎は真実感の追求を重んじる。今までのおれは、役柄や台詞にとらわれていて、イメージを持てていなかった。そのことを厳しく言われていたのだけど、なかなかつかめなかった。でも今日の稽古で分かってきた。昨日の稽古までは、どうしたら打開できるかと悩んでいたけど、これで方向が定まった。あとは、自分で何度も稽古して安定させることだ。やるっきゃない。
明日は楽屋の仕込みだけで稽古がないので、少し気がゆるんで後輩と飲みに行っちまった。なんか飲みたい気分だったんだよな。おかげで溜まっていたものを発散できた。
明日、仕込みの合間に一人で稽古する。そして安定させる。
前進座は歌舞伎公演が年に一度か二度しかないので、歌舞伎の場数が圧倒的に少ない。だから、歌舞伎に出演できるときは、必ずものにしなければ次に繋がらない。成経をものにできるのか?今の時点ではなんとも言えないけど、そうできるように努力だけはする!
October 11, 2007
今日より明日
俊寛の稽古始まって、あっというまに3日たった。いやー、しぼられてるなぁ。ほぼ、おれの為の稽古といっても過言ではない。成経の部分だけで2時間だもんな。
有難いことだ。こんなに熱心に稽古つけてくれるのは前進座だからこそだ。でも、静岡の旅中に自分で稽古しておいてよかった。あれがなかったら、ダメだしに対応できなかったと思う。なんとかくらいついて、一日一日良くなっていかないとな。おれ以外の役者はみんな完成の域に近い。おれの成経が良くなればいい「俊寛」になること間違いない。正直きついけど、あと5日で幕が開くことは現実。稽古日数の少なさはなんの言い訳にもならない。そんなことお客さんには関係ないから。
明日、今日より良くならなければ、なんのために稽古してもらったんだか分からん。明日は絶対前進するぞ。
October 06, 2007
成経モード突入
まずは海シリーズ、第二弾。
「お登勢」最終公演地、下田へむかう伊豆急行の車窓から見えた海。
海って見飽きないなぁ・・・
下田での千穐楽を終えて、一ヶ月ぶりの我が家に帰ってきた。
「お登勢」公演、全て終わった。この芝居はもうやる予定がないので、本当の意味での千穐楽となった。おれは、NHKの金曜時代劇でも加納睦太郎という役をやらせてもらったので、感慨深いものがある。
でも、今はもう頭の中は「俊寛」の成経でいっぱい。終わった芝居のことは忘れて成経モードに入っている。全体稽古は9日からだけど、明日も明後日も個人稽古しないとな。
October 04, 2007
海がすぐそば
今日の公演地は伊東。会館のすぐ近くに海が。
この旅でゆっくり海を見るのは初めてだな。あちこちで釣してる人がいる。
海で最後に泳いだのっていつだろう。覚えてないくらい前のことだなぁ。
遠くに燈台が見える・・・んじゃなくて、近くにあるちっこい燈台なのだ。
ここに座って缶ビール飲んで、ぼけーっとしたい。その衝動をぐっと抑えて、とりあえず昼飯に行ったのだ。
一階は干物屋さんで、二階がお食事どころになっている「ふじいち」という店。ここでは有名な店で、伊東に来たらお昼はここと決っているのだ。
おー、衣裳部の三人も来ておったか。注文した魚を自分のお好みで焼くのがこの店のやりかた。美味そうな匂いがする~
逆光なので人がまっくろ、近くに寄ってみましょう。
「さんまのみりん干しに、あじの開きで~す。」・・・う、うまそう
ごきげんな笑顔、ありがとう。
三人は前進座の所属ではなくて、松竹衣裳から参加してくれてる。と~っても気のいい子たちで、協力的。楽屋の設営を仕切っているおれは、大助かりしているのだ。
「おまかせ丼っす」・・おまかせね、えびに、いかに、うにに、まぐろに・・たくさん乗っかってるなぁ。釧路の勝手丼おもいだしちゃった。
まぐろも美味かったけど、魚の味がしみ込んだ味噌汁がかなり美味い。
「お登勢」も今夜の公演をいれてあと二回か。明後日は帰京、一ヶ月ぶりの我が家だ。
October 01, 2007
「お登勢」あと四回
今日はこの旅でおしまいの移動日。沼津に来た。
浜松に演出のジェームス三木先生が観に来てくださった。「みんなすごく良くなって、安心したというより、感心した。とてもいい芝居になってる」と満面の笑みでおっしゃってくださった。
ほっとしたよ。長い旅にでると、新鮮味が薄れて芝居が悪くなっちゃうこともあるけど、今回はいい方向にいってたみたいだね。各地のお客様がほんとに喜んでくださっているから、悪くはなっていないだろうと思っていたけど、ジェームス先生が太鼓判をおしてくれたので、さらに確信を持てた。
芝居って、役者が安心して演じることが大事なんだよね。稽古不足で自信を持てていなかったり、作品自体に疑問を感じていたりしたら、そういう不安定な気持ちが芝居にも表れて、けしていいものにならない。
今回の「お登勢」は、ベテランも若手も全員が安心して演じているんだろうな。再演していい作品になって良かった。残り4ステージ、ラストまでしっかりいい舞台にしないとね。













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