彦三郎
五月国立劇場公演の初日まで、後二日。
前にも書いたように、「権三と助十」の僕の役は彦三郎という若者。
この彦三郎、なかなかできない。
いくら稽古しても、できない。感情を込めすぎると、硬くなってしまって、思い切り力抜いてやると、感情が伝わらないと言われる。力抜いても感情がしっかり伝わるように演じられるのが役者だと思う。でも、それがどうしてもできない。出ている時間はけして多くない。でも、彦三郎の訴えによって長屋の人々が行動を起こすのだから、とても大事な役なんだ。
あと二日で開いてしまう。明日の稽古と明後日の舞台稽古を残すのみ。
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