July 11, 2008

来週は営業

 NHK時代劇の撮影は毎日あるわけじゃない。今週と来週は一日もないんだ。今週はゆっくり休ませてもらったので、来週は劇団事務所に出勤だ。

ブログってずっと読んでくださっている方もいれば、初めて読んでくれる人も当然いるわけで、前進座って劇団がどういうシステムか知らない人もいるんだよね。今まで、何度も書いてきたことだけど、また書きます。

前進座は役者をやりながら、空いている時期は営業や事務の仕事をやったりするんだ。給料制の株式会社だからね。おれたちも社員というわけ。だから、役者としての仕事がないとき、ずっと休んでて言い訳ではないのです。

というわけで、来週は秋の東京公演「解脱衣楓累」の営業だ。

 この芝居に初めて出た時は二十代で、おれにとって鶴屋南北作品の初体験だった。今度やる羽生屋助七じゃなくて若党甲斐次だったんだけど、そのとき父から南北劇の難しさや、セリフまわしを教わったなぁ。思い出すよ・・・

「どりゃ、弁天へ、参っていこうか」という短いセリフに雰囲気が出せず苦労したな。父から、歌舞伎の様式的な言い回しのなかにもリアリティがなければ駄目だと教えられた。

父の累には女性の可愛らしさが十分にあった。手鏡を手に取って「わしゃ、にわかにこの鏡が欲しゅうなったわいなぁ」というセリフがおれは好きで、舞台袖でよく見てた。見るたんびにリアルだなぁ・・って思ったね。

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July 06, 2008

ラジオ終了

 今日は久々の休みでのんびりしてます。

旅から帰って、「陽炎の辻2」の撮影を二日間やって、ラジオドラマのリハーサルと本番もやってきました。

ラジオドラマの「成田屋おまつ」、仕上がりが楽しみだなぁ。ラジオは早く放送が聴けるからいいよね。

それにしても台詞の多い役だった。「明治おばけ暦」の栄太郎よりずっと多かった。普通の台詞の後にすぐナレーション、また台詞、すぐナレーションって感じだった。台詞とナレーションの違いがはっきり分かるように、トーンを変えて喋ったり、マイクも別々なので、音を立てずにマイクとマイクの間を移動するのが大変だったな。

こんがらがってきて、テストのとき一回マイク間違えちゃった笑、本番ではやんなかったけどね。

でも、いい作品に参加させてもらった。ラジオドラマは面白いなぁ、やりがいがある。早く聴きたい。

「陽炎の辻2」のほうは、まだ一言も台詞を発してない。主人が乗っている籠にボディーガードのように張り付いて歩いてるカットとか、人を睨み付けたまま通り過ぎるカットを撮ってきた。このカット、殺気が漂ってたらうれしいけど、見られるのは九月だな。

おれの役、尾口小助はとても面白い役だと思う。要するにヒットマンなわけだけど、はじめっから殺人者ではなくて、どん底の貧困生活から、屈折した感情が芽生えてそうなってしまった・・・そういうものを大事にしたい。

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June 30, 2008

頭すっぱり切り替えて

 旅から今日帰ってきました。

しばらくぼーっとしていたい気持ちだけど、休みなく明日から仕事だ。役者が忙しいのは有難いこと。疲れたなんて言ってられないっす!!

今週はドラマの撮影とラジオドラマの収録があるのだ。どちらもNHKで、ドラマのほうは九月から始まる土曜時代劇「陽炎の辻2」に出演します。ラジオは「成田屋おまつ」という作品でおれの役は平賀源内!ナレーションもやらせていただくので、喋りっぱなしでーす。「明治おばけ暦」に次ぐ二回目のラジオドラマだ。前進座の役者もたくさん出ます。放送は7月19日(土曜日)22:00-22:50です。NHKのホームページにも載ってます。

陽炎の辻2については、NHKのホームページにまだ載ってないなぁ~

でも、正式発表済んでるはずだし、うちの劇団の月刊誌にも載ってるから書いてもいいんだよね。おれの役は尾口小助という侍で、主人公坂崎磐音の命を狙う刺客という役どころ。明日がおれにとっての撮影初日なのです。

というわけで、明日から頭思いっきり切り替えて、ドラマにラジオに頑張っていきまーす。

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June 22, 2008

旅に出て十日

 旅に出てからはじめてのダイアリーです。前は旅にノートパソコンを持ち歩いてたけど、今はデスクトップ型パソコンを購入して家にフレッツ光を引いたので、長いことお世話になったノートPCにお別れしたのだ。今まではノートにエアーエッヂでネットをしてたんだけど、光を使ってみてあまりの速さに、「なんて快適なんだー!!」と、おれは大喜びしたのだ。

 しかし、あのノートとエアーエッヂはほんとに役に立ったよ、今までありがとよー

で、このダイアリーはホテルのロビーに設置してあるPCで書いてるんだ。このサービスはありがたい。

「法然と親鸞」班は、いま島根県の浜田市にいる。今日は移動だけで明日が公演なんだ。旅も十日目。これから後半戦だ。

 この芝居やっぱり仕込みとバラシが大変。八時半から仕込んで昼の二時に幕を開けなきゃならない。昼飯をゆっくり食べる時間もないほど、おれたち若手とスタッフさん達は忙しいんだ。とくに照明さんが一番大変だな、休む暇ないって感じだ。バラシも二時間たっぷりかかる。昨日は二回公演で夜は六時開きだったから、芝居終わって完全にバラシが終わったのが十一時半近かった。

 でも、お客様は芝居にとっても感動してくれているようだ。それは客席から伝わってくる。だからみんな頑張れるんだ。それに、移動日がわりと多いから体力回復できるしね。

そんじゃおれも浜田の街を散策といきますか。

この旅が終わったら、七月と八月は芝居がないので、テレビとラジオのお仕事をさせていただきます。詳しいことは、局の正式発表が済んでから、このブログとホームページのほうでも書かせていただきます。

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June 12, 2008

初巡演、法然と親鸞

 明日から「法然と親鸞」の地方巡演に行ってきます。

舞台稽古あとの搬出はなんと3時間半かかったのだー。でも、これは無理もない。なにしろ荷物の多いこと多いこと。衣装、小道具、床山、すべてが多い。しょうがないよね、なんたって大作なんだから。明日から18日間の旅、若手みんなで力を合わせて、仕込みも搬出もトラブルなくうまいことやりたいね。もっちろん、芝居もね。

行く先々のお客さんに大満足して帰っていただきたいね。それがイチバン大事だ。

それでは皆々様、行ってまいりまーす。

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June 05, 2008

十月公演スチール撮影

 今年の十月前進座公演は久々の歌舞伎。鶴屋南北作「解脱衣楓累」だ。これ、知ってる人じゃないとなかなか読めないよね。「げだつのきぬもみじがさね」と読みます。

作品の中身はまた今度書くとして、先日チラシやパンフレットに使う写真を撮るために、扮装してスチール撮影をやったんだ。そのとき、うちの宣伝部の人が撮影の合間に撮ってくれた写真をご紹介しちゃいます。

おれの役は羽生屋助七。

楽屋ですべての扮装を終えて、撮影現場へ。撮影は前進座劇場の舞台を使用した。

Sutiru 撮影直前に床山さんが、頭にかぶせた手ぬぐいの形を最終チェック。そしていよいよ撮影。

Sukesiti_3 役の気分になって、遠くを見つめて・・・

Sukesiti6_2 少し向きを変えて、目線も下げて、パシリcamera何かを発見したような気持ちで撮ってみたんだけど、そう見えるかなぁ。

立ち姿を何枚か撮ったあと今度は座った姿。

Sutiru1_2 衣装さんが羽織っていた合羽を細く畳んでくれて、そいつを肩に乗せる。

で、座ってちょっと休んでる感じの写真がこれ。Sukesiti3_3

歌舞伎は、休んでるときも綺麗に形になってなきゃ駄目。背中が丸かったりすると色気も何にもなくなる。

Sutiru2_2 カメラマンさんも、衣装さん、床山さん、小道具さんも、いい写真を撮るために、細かいところまで気にしてくれる。感謝してます。

片ひざついて、さぁ、行くか!って気持ちで、パシリcameraSukesiti5

おまけにこんな写真もアップしちゃお。

Sutiru3_3  こういう写真も面白いよね。

写真はその場でパソコンで見せてもらえる。便利だよなぁ。うん、今回のスチール撮影、自分では満足のいく写真が撮れた。スタッフのみなさんありがとうございました。

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June 01, 2008

「明治おばけ暦」が受賞

 ラジオの朗読、稽古中だったから聴けてないんだ。聴きたかったなぁ。

ちゃんとCD化されたのを、うちのマネージャーが持ってるはずだから聴くことはできるんだけど、まだ受け取ってない。月曜までお預けだな、こりゃ。

昨年12月に放送されたラジオドラマ「明治おばけ暦」が、放送文化基金賞の優秀賞を受賞したんだ。なので、6月21日の夜再放送される。詳しくはホームページを見てみてください。

この「明治おばけ暦」は面白いと思う。出演者全員前進座の役者だから、チームワークがいいんだよね。それがいい作品になったひとつの要因だと思う。でも一番は脚本の良さだな。これは間違いない。何度聴いても楽しめるもんな。

「法然と親鸞」はただいま稽古中。

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May 27, 2008

また楽屋係りっすかぁ!

 「怒る富士」公演が終わって、四日間ほどお休み。29日からは「法然と親鸞」の全国巡演に向けて稽古が始まる。

おれ、旅ではまたまた楽屋係りだーsad

旅公演では楽屋係りがいっちばん!大変なのだよぉ。この芝居、人数も多いし、女優さんも多いし衣裳部屋も広く取んなきゃならないし、楽屋割がかなり難しい。正直憂鬱だ。

歌舞伎演目の旅だったら、男性ばっかりだから楽屋割りは楽勝。ちょっとくらい狭くても、入れるだけ入れちゃえばいい。女優さんも一緒だと、もちろんそういうわけにはいかんから、部屋が足りなくなって、どーやって部屋を割ったらええんやー・・ということになるのだ。

各公演地で頭悩ましそうだなー。。。なんで、おれが楽屋係りやねんangry

と、意味もなく、へんてこな関西弁使ってみました。

「怒る富士」のおかげで、おれは少し痩せたのだ。ありゃー、いい運動になったよほんと。奈落突っ走って、すぐに神楽踊りが効いたね。Photo でも、法然と親鸞の旅で、すぐにもとの体重に戻るだろうなぁ。

せっかく痩せたので、その証拠を佐太郎くんの写真で証明します笑

NHKラジオで朗読をやりました。夏目漱石が正岡子規に送った手紙の朗読です。ちょっと難しいけど、よかったら聞いてください。放送日はホームページのほうに載っています。

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May 21, 2008

三段階

 佐太郎の写真撮ってみました。

Matomo 芝居の幕開きはこんな顔。きりりとしすぎた顔に作ると、武士みたいになっちゃうから気をつけないといけない。ただ、眉毛に意志の強さみたいなものが出るように心掛けてる。かつらも、はぶたいもきれい。

Kehabu 富士の噴火後。食べるものもなく、どんどんやつれていく。エンピツで髪の毛が描いてあるはぶたいに変えて、かつらも乱れたものに乗せ変え。これでだいぶ雰囲気が変わる。

Yature さらにやつれていく。髭を描いて、目の下にくまを描く。

もう限界・・・というところまで来た頃。

佐太郎三段階でした。「怒る富士」は後3日で千穐楽。観劇してくださった皆様ありがとうございます。まだの方、この機会に前進座のお芝居を観てください。

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May 15, 2008

カンドンしてくれた

 「怒る富士」の劇中に、農村に伝わる神楽踊りを踊るんだけど、そのときにつけるお面がこれ。Omen

こうやって見るとなんか怖いお面だなぁshock。お面つけたまま、頭ぽりぽりしてみました。Tuketa

お面の下はわたくしで~すhappy01

今日は、終演後に飲みに行った。劇団の先輩であり、おれの親友の柳生さんと、後輩のまるとあき。(二人ともうちの女優さんです)。もう一人、柳生さんの韓国語の先生チョン・ウンさん。

柳生さんは、韓国語にかなりはまっているのだ。もうほとんど喋れると言ってもいい。

ウンさんは、今日芝居を観てくれたんだけど、とっても感動してくれたようだ。韓国の方にこんなに感動してもらって、嬉しいよ。やっぱりこの芝居はいい芝居なんだよ、ほんとにそうなんだよな。今の時代に訴えかける力がある芝居だって思う。

それにしても、ウンさんの語学力はすごい!日本語が話せると言っても、歴史劇の内容がしっかり伝わるのかなって心配してたんだけど、そんな心配は全く必要なかったようだ。

しっかり伝わったからこそ、あんなに感動してくれたんだもんね。ちなみに、感動は韓国語で、カンドンと言うんだって。

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